カテゴリー: Management

  • 逃げられないもの

    PJのゴールが曖昧になってから、待機が増え、忙しくなくなっている。
    このタイミングで、異動や転職をしていったメンバーも何人かいる。
    自分のところにも、何年か前に登録した転職サイトでスカウトがきていた。
    このPJが終わって、他のPJにアサインされるのも、他のファームに入り直すのもやることとしてはほぼ同じだ。自分ができることを増やさなければ、所属が変わったところで何も変わらない。


    「変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである」
    — P.F.ドラッカー

    ” Change cannot be controlled. The only thing we can do is to stand at the forefront of it.
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • ニーズを決めるもの

    ステコミは荒れすらせず、冷めきったものだった。
    経営企画・田嶋さんの「貴社はシステム導入の意思決定後に支援に動くということか?」の確認に、Pは「そうだ」と答えた。リソースを減らした今、契約当初想定していた支援のすべてはできないということ、それと貴社にとって優先順位が高いのはシステム導入だからという理由を述べていた。
    顧客側に賛同している人はいなかった。こちらのDはまた欠席していた。


    「意思決定とは行動を約束することである。起こるべきことが起こらなければ、意思決定を行ったことにはならない」
    — P.F.ドラッカー

    ” Decision making is a commitment to action. Unless what is supposed to happen actually happens, no decision has been made.
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • メタ認知

    川上さんは基本的にベクトルが自分に向いている。炎上PJだろうが、Dがどうであろうが、自分が何を得られるかを軸にしている。
    そこには長期的キャリア志向があり、望む生き方という目的がある。
    だから、今いる場所にあまり執着していない(ように見える)。
    ”コンサルは自分しか売るものがない。”川上さんはそれを体現している。


    「正確には「何をしたらよいか?」ではなく、自分を使って「何をしたいか?」である」
    — P.F.ドラッカー

    ” The real question is not ‘What should I do?’ but rather ‘What do I want to do with myself?
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 効率が悪いこと

    今週は午前にファームに出社しPWSに対応、午後は常駐先へというスケジュールだ。しかし、PWSは社内AIを使っあっさりとドラフトできてしまった。アサインの必要があったのか謎だ。
    RFPは確認したが、どこまでその期待値に応えるか、どういう布陣で進めるかはDなので、こちらはあくまでパワポ作業のみ。Dは継続提案を想定して微調整を行うという。


    「元々しなくても良いものを効率よく行うことほど無駄なことはない」
    — P.F.ドラッカー

    ” There is nothing more wasteful than efficiently doing something that was originally unnecessary.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 普通の炎上と本格的な炎上

    川上さんのいるPJも炎上しているそうで、メンバーには当面待機指示が出ているらしい。うちよりも本格的な炎上で、担当Dは出禁になったそうだ。
    今はパートナーが謝罪を試みてるところらしいが、もうここまでになると謝罪のための謝罪で、次につながることはなさそうだ。川上さんにはリソースマネジメント部から、新しいPJ候補がいくつかきているとのこと。


    「最初はダメでも 何度でもやり直せという態度は 誤りである」
    — P.F.ドラッカー

    ” The attitude of starting over again and again, even if it fails at first, is wrong.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 資源で機会

    出社すると、フリースペースでPJ秘書の杉さんと同じPJの宮井さんが雑談していた。こちらに気付いて、手を振ってくれる。会釈で返す。
    宮井さんは、海外SAPチームだ。出張が多いので、久しぶりに姿を見た。元気そうだ。帰国子女の宮井さんは新卒2年目。出張に連れて行っても、通訳しか出来ないとPMOにクレーム?が来ていた時期もあったが、パートナーは取り合わなかった。そんなのわかっててアサインしているのだ。通訳ができればそれでいい。
    通訳以外できるようになるかは、宮井さん次第。成長の機会は与えられるが、方法までは与えられない。


    「人を問題や費用や脅威として見るのではなく、資源として、機会として見ることを学ばなければならない。 管理ではなくリードすること、支配ではなく方向づけることを学ばなければならない」
    — P.F.ドラッカー

    ” We must learn to see people not as problems, costs, or threats, but as resources and opportunities. We must learn to lead rather than manage, to guide rather than control.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 主体性とオリエンテーション

    新卒でファームに入った当初、数ヵ月おきに4つのPJを回った。
    オリエンテーションみたいなもので、PJにはどんなものがあるかを知り、リソースマネジメント部門に希望を伝えるためのものだ。
    PJを見学しているのは気楽だった。
    オリエンテーションで回ったPJは、傍目からはどこも炎上してなかった。


    「正確には「何をしたらよいか?」ではなく、自分を使って「何をしたいか?」である」
    — P.F.ドラッカー

    Strictly speaking, the question is not ‘What should I do? ‘but rather ‘What do I want to do—with myself?”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 語らない部分

    PJ縮小案は受け入れられた。でも、それは金額を下げるという一点において合意しただけで、同じ成果を少ないリソースで求められるということに過ぎない。
    顧客の不満にはまだリーチできていない。


    「コミュニケーションで最も大切なことは、相手が語らない部分を聞くことである」
    — P.F.ドラッカー

    The most important thing in communication is to hear what isn’t being said.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 何を決めるのか

    PMOから今日の日のためだけの会議資料が配られる。ほとんどが先週のステコミのやきましだ。それから、パートナーから「提案書で合意した契約どおりに進んでいると認識している。何が問題か意見が欲しい」と言われ、各チーム一人ずつ思いあたることを発表するという時間になった。
    次のアクションは決まらないままだ。


    「仕事を生産的なものにするには、成果すなわち仕事のアウトプットを中心に考えなければならない。技能、情報、知識は道具にすぎない」
    — P.F.ドラッカー

    To make work productive, we must focus on results—that is, the output of the work itself.
    Skills, information, and knowledge are merely tools.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 会議だらけ

    久しぶりのオフィス。世間は夏休みだが、ファームはいつもどおり混み合っている。会議室が取れないと昨日杉さんが言っていたが、今朝空きがでたらしい。会議室問題は深刻だ。
    会議室に行くと、各チームのメンバーが揃っていた。同期も何人かいたので少し雑談する。まだ、パートナーとPMOは来ない。


    「特定の目的のある会議を、だれもが勝手に素晴らしいアイデアを言い合う自由討議の場としてはならない」
    — P.F.ドラッカー

    “IA meeting with a specific objective must not be turned into a freewheeling discussion where everyone simply shares brilliant ideas at will.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則