タグ: 働き方

  • 鈍くなる

    顧客からの指示で、橋本さんチーム以外は待機となった。
    自分はこれまでの会計チームの進捗レポートとマニュアルを作成し、斎藤さんらに渡した。実質の引き継ぎになる可能性が高い。
    Pはコンサル内会議で、契約どおりに進捗していると言っていた。


    「強くなることは鈍くなること」
    — 野島 伸司

    ” Becoming strong means becoming numb.”
    — Shinji Nojima


    聖者の行進

  • 怖がらないと

    来週はまたステコミだ。今回は前向きな内容になればいいけど。
    PMOからもPからもまだ何の連絡も指示もきていない。ということは、PJリソースを減らすということに合意した以上の進捗はないということ。それかまた直前になって、色々な確認や指示が飛んでくるということだ。
    斎藤さん達は変わりなく、むしろのんびりとしている。


    「この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ」
    — アイゼン

    ” It’s my fear that brought me this far.
    — Aizen


    葬送のフリーレン 2巻

  • メタ認知

    川上さんは基本的にベクトルが自分に向いている。炎上PJだろうが、Dがどうであろうが、自分が何を得られるかを軸にしている。
    そこには長期的キャリア志向があり、望む生き方という目的がある。
    だから、今いる場所にあまり執着していない(ように見える)。
    ”コンサルは自分しか売るものがない。”川上さんはそれを体現している。


    「正確には「何をしたらよいか?」ではなく、自分を使って「何をしたいか?」である」
    — P.F.ドラッカー

    ” The real question is not ‘What should I do?’ but rather ‘What do I want to do with myself?
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 心のミッキー

    オフィスでまた川上さんに会った。ランチに誘ってもらったが、川上さんはあまり食べなかった。なんでも、昨夜、仕事終わりにDにご飯に誘われ、23時過ぎに寿司屋に行ったらしい。
    令和の今でも、業界の働き方はそう変わっていない。何十年もこの働き方を続けているDやPにはこれが普通であり、善意なのだ。
    川上さんは3つくらいしか変わらないが、自分に「若いんだからちゃんと食べなさい」と言う。川上さんの生きることを面白がっている感じが好きだ。


    「どんな洗練された大人の中にも、外に出たくてしょうがない小さな子供がいる」
    — ウォルト・ディズニー

    Inside every sophisticated grownup adult is a little kid just dying to get out.”
    — Walt Disney


    ディズニー伝説 天才と賢兄の企業創造物語

  • Dが書けばいいのに

    自分のところにもリソースマネジメント部からPWS(Proposal Writing Support)の指示が来ていた。これは提案書の作成のみやる仕事で、提案書で契約が取れてもそのPJにはアサインされないという仕事だ。Available中の穴埋めに来るものかと思ってたけど。
    自分のPJも進捗がなく、実質止まっているという評価なら納得だ。


    「人間は理由もなしに生きていくことはできないのだ」
    — アルベール・カミュ

    ” Human beings cannot live without a reason.”
    — Albert Camus


    幸福な死

  • 普通の炎上と本格的な炎上

    川上さんのいるPJも炎上しているそうで、メンバーには当面待機指示が出ているらしい。うちよりも本格的な炎上で、担当Dは出禁になったそうだ。
    今はパートナーが謝罪を試みてるところらしいが、もうここまでになると謝罪のための謝罪で、次につながることはなさそうだ。川上さんにはリソースマネジメント部から、新しいPJ候補がいくつかきているとのこと。


    「最初はダメでも 何度でもやり直せという態度は 誤りである」
    — P.F.ドラッカー

    ” The attitude of starting over again and again, even if it fails at first, is wrong.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 高層過ぎて酔う

    オフィスは思ったよりは空いていた。窓際の席を確保し、コーヒーを入れに行くと川上さんがいた。
    川上さんは同じFinance所属・別PJの中途メンバーで、自分が入った年の9月に入ってきた。川上さんは、一見明るくて気安いが、とてもシビアだ。主に自分に対して。
    今は金融関連のPJにアサインされているという。


    「人は心底尊敬した人物から知らず知らずのうちに多くのものを学ぶ」
    — 渡部昇一

    ” We unconsciously learn a great deal from those we truly respect.”
    — Shoichi Watanabe


    歴史への遺言

  • 資源で機会

    出社すると、フリースペースでPJ秘書の杉さんと同じPJの宮井さんが雑談していた。こちらに気付いて、手を振ってくれる。会釈で返す。
    宮井さんは、海外SAPチームだ。出張が多いので、久しぶりに姿を見た。元気そうだ。帰国子女の宮井さんは新卒2年目。出張に連れて行っても、通訳しか出来ないとPMOにクレーム?が来ていた時期もあったが、パートナーは取り合わなかった。そんなのわかっててアサインしているのだ。通訳ができればそれでいい。
    通訳以外できるようになるかは、宮井さん次第。成長の機会は与えられるが、方法までは与えられない。


    「人を問題や費用や脅威として見るのではなく、資源として、機会として見ることを学ばなければならない。 管理ではなくリードすること、支配ではなく方向づけることを学ばなければならない」
    — P.F.ドラッカー

    ” We must learn to see people not as problems, costs, or threats, but as resources and opportunities. We must learn to lead rather than manage, to guide rather than control.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 蛮勇出社

    今日から1週間は顧客先が休みなので、ファームに出社だ。
    そういうPJは多いので、普段より混む可能性がある。今日のうちに席を取っておこうと思ったが、もう予約できる席は埋まっていた。
    フリーアドレスの席が空いてなければ、家で仕事だ。


    「本当の勇気は周到な用意の元に生まれる。用意の無い勇気を蛮勇という」
    — 孫正義

    True courage is born from thorough preparation. Courage without preparation is called recklessness.”
    — Masayoshi Son


    志高く 孫正義正伝

  • 主体性とオリエンテーション

    新卒でファームに入った当初、数ヵ月おきに4つのPJを回った。
    オリエンテーションみたいなもので、PJにはどんなものがあるかを知り、リソースマネジメント部門に希望を伝えるためのものだ。
    PJを見学しているのは気楽だった。
    オリエンテーションで回ったPJは、傍目からはどこも炎上してなかった。


    「正確には「何をしたらよいか?」ではなく、自分を使って「何をしたいか?」である」
    — P.F.ドラッカー

    Strictly speaking, the question is not ‘What should I do? ‘but rather ‘What do I want to do—with myself?”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則