タグ: Drucker

  • 問題抽出は難しい

    このPJは前から顧客のニーズをとらえ損ねている感じがする。顧客の要望とかみ合っておらず、ステコミでは毎回そもそも論のような話になる。
    提案書と契約で合意した内容をPMOがチームごとに割り振り、各チームは与えられた矢羽根に沿って対応する。自分含めほとんどのコンサルは、PJの目的設定やゴールについて口を挟めない。


    「意思決定において、問題の明確化ほど誰も気にしないが重要なことはない。正しい問題提起への間違った答えは修正がきく。しかし、間違った問題提起への正しい答えほど修正の難しいものはない。問題がどこにあるかもわからない」
    — P.F.ドラッカー

    “In decision-making, nothing is as important—yet as often overlooked—as defining the problem clearly.
    A wrong answer to the right question can be corrected.But a right answer to the wrong question is almost impossible to fix.You don’t even know where the problem truly lies.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 「決める」ための準備

    連休明けは弱冠ボーっとした空気が漂うが、明日のステコミのせいでコンサル側はピリついている。昨夜からPMOやパートナーからの確認メールが飛び交っている。ステコミ前しか名前を見ない人も多い。ステコミですべてがきれいに決まることはない。決めるために段取りするのが仕事の大半だ。


    「経営者の仕事から最終的に生まれるのは、知識と洞察ではなく、《意思決定》と《実行》である」
    — P.F.ドラッカー

    “What ultimately emerges from the work of an executive is not knowledge or insight, but decision and execution.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • FABER-CASTELL

    自分のような客先常駐型コンサルは、”高級文房具”と揶揄される。
    outputの質を上げるツールならいいが、高額なfeeで社員と同じoutputを出す単なる増員リソースになっているPJもよくある。
    文房具なら文房具で、せめて料金分の価値は出したいと思う。


    「いかなる道具をいつ何のために使うかは、成果によって規定される」
    — P.F.ドラッカー

    “What tools to use, when to use them, and for what purpose—these are all determined by the results.”
    — P.F. Drucker


    FABER-CASTELL=世界で初めて鉛筆の製造を開始した、ドイツの筆記具メーカ―

  • 不足を知る

    同期の橋本さんは、中途入社で3つ年上だ。入社した年と月が同じなので同期と呼んでいる。同じ入社研修を受けた。
    橋本さんの前職は、某SaaSサービス会社のSEだ。橋本さんはヒアリングが上手い。まずは相手の目線を合わせて問題個所を聞き出す。そうしないと仕事にならないかららしい。


    「知識労働者がすべて同質のものだ、などと考えたら、大間違いである」
    — P.F.ドラッカー

    “It’s a serious mistake to assume that all knowledge workers are alike.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • ≒規模

    コンサルティングファーム=外資のイメージが強いが、自分が所属するファームは、厳密には外国の資本は入っていない。
    入っていないが、多国籍なメンバーが所属しており、国籍問わず同じように仕事をしている。
    世界各国にファームがあるので、思ったより海外出張は少ない。わざわざ日本から行かなくても、現地のメンバーが対応してくれる。


    「人材は、企業規模とは 無関係である」
    — P.F.ドラッカー

    “Talent is not dependent on the size of an organization.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 適した仕事につく確率

    大学の同期や就活の現場で出会ったコンサルティングファームの志望者達は、自分の人生に意欲的な人が多かったように思う。自身の優秀さにいくらか自信があり、何かを成したい人が入る業界なのかなと思ったのを覚えている。
    なので、集団面接は恐怖だった。ディスカッション系やディベート系、色々あったが、論破できたからどうだというのが、社会人になった今でもわからない。


    最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。
    得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する
    — P.F.ドラッカー

    “Your first job is like a lottery. The chances of landing the right one from the start are low.
    It takes years to recognize your true place and move into a role that suits you.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 約束と希望がある

    最初はもっと大所帯のPJだったが、何回かのステコミを経て今の規模になった。
    それでもまだ多いのではないかと思う。
    カウンター部門の経営企画部長は毎日のようにパートナーにメールを送って、ゴールまでの計画と遅延について話をしているらしいが、めったに現場には出てこない。現場の面々はすでにPJというより、ルーチン業務をこなすテンションでPJルームにやってきてはちょっとした報告や相談をして退室していく。


    「コミットメントがないなら、約束と希望があるだけで計画はない」
    — P.F.ドラッカー

    “Unless commitment is made, there are only promises and hopes—but no plans.”
    — P. F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 時間からスタートする

    今日は朝からクライアント先のPJルームで仕事をしている。
    コロナの時は、クライアントも来てくれるなという感じでフルリモートだったのが既に懐かしい。
    出社しただけで一仕事終えた気分だ。1日のタスクを確認する。


    「仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする」
    — P.F.ドラッカー

    “Effective performers do not start with the work. They start with time. Nor do they start with planning. They start by clarifying what is consuming their time.”
    — P. F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則