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  • 嫌われる必要もない

    橋本さんと別れて経理部に置いてもらっている自分のデスクに行くと、経理部員の斎藤さんが来週のステコミの資料について打合せしたいと言ってきた。
    日曜日に準備していた内容なので、いつでも打合せできる。
    応じると、斎藤さんが会議室を取って連絡をくれると言う。


    「好かれなくても良いから、信頼はされなければならない」
    — 野村克也

    “You don’t have to be liked, but you must be trusted.”
    — Katsuya Nomura

  • 不足を知る

    同期の橋本さんは、中途入社で3つ年上だ。入社した年と月が同じなので同期と呼んでいる。同じ入社研修を受けた。
    橋本さんの前職は、某SaaSサービス会社のSEだ。橋本さんはヒアリングが上手い。まずは相手の目線を合わせて問題個所を聞き出す。そうしないと仕事にならないかららしい。


    「知識労働者がすべて同質のものだ、などと考えたら、大間違いである」
    — P.F.ドラッカー

    “It’s a serious mistake to assume that all knowledge workers are alike.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 常駐コンサル

    このPJでは大抵家から顧客の会社へ直行する。自分の会計チームはコンサル2名の一番小さいチームなので、PJルームにいるより、経理部のフロアにいる方が多い。
    顧客からはもうコンサルというより、いち経理社員のような扱いをされている。
    エレベーターフロアで、同じくデジタル部門に常駐している同期にばったり会った。


    「安住してはいけない。心の問題のすべてがそうであるように、答えを見つけた時には、自然とわかるはずだ」
    — スティーブ.ジョブズ

    “Don’t settle. As with all matters of the heart, you’ll know when you find it.”
    — Steve Jobs


    スティーブ・ジョブズ名語録

  • 南の一つ星

    ブランディングカラーが分かれているBIG4だが、中身はどこも同じようなものらしい。
    実際、PJチームごとパートナーがBIG4間で移動したり、他のファームを渡り歩いて何回も入社退社を繰り返したりしているコンサルもいる。
    入社時説明会のときに、入社4回目だからと説明会の受講を免除されている中途メンバーがいた。(入社説明会は同月に入社したメンバー合同で行われ、新卒と中途が分かれていない)


    「プライドは弱いやつの逃げ道」
    — 有吉弘行

    “Pride is a refuge for the weak.”
    — Hiroiki Ariyoshi

  • ≒規模

    コンサルティングファーム=外資のイメージが強いが、自分が所属するファームは、厳密には外国の資本は入っていない。
    入っていないが、多国籍なメンバーが所属しており、国籍問わず同じように仕事をしている。
    世界各国にファームがあるので、思ったより海外出張は少ない。わざわざ日本から行かなくても、現地のメンバーが対応してくれる。


    「人材は、企業規模とは 無関係である」
    — P.F.ドラッカー

    “Talent is not dependent on the size of an organization.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • グリフィンドール系

    BIG4はそれぞれブランディングカラーが分かれており、outputを見ればどこが作成したのかわかる。ハリーポッターの寮みたいだ。
    更に細かく、使うフォントの種類や大きさまで指定されている。
    使える色やフォントまで決まっていると聞いた時は覚えられるか不安だったが、社内で準備されている書式を使えば問題ない。


    「自分自身の目で見、自分自身の心で感じる人は、とても少ない」
    — アインシュタイン

    “Few people are capable of seeing with their own eyes and feeling with their own hearts.”
    — Albert Einstein (translated by the author)


    アインシュタイン150の言葉

  • 適した仕事につく確率

    大学の同期や就活の現場で出会ったコンサルティングファームの志望者達は、自分の人生に意欲的な人が多かったように思う。自身の優秀さにいくらか自信があり、何かを成したい人が入る業界なのかなと思ったのを覚えている。
    なので、集団面接は恐怖だった。ディスカッション系やディベート系、色々あったが、論破できたからどうだというのが、社会人になった今でもわからない。


    最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。
    得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する
    — P.F.ドラッカー

    “Your first job is like a lottery. The chances of landing the right one from the start are low.
    It takes years to recognize your true place and move into a role that suits you.”
    — P.F. Drucker


    マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

  • 真剣に就活

    所属しているファームは、俗に”BIG4″と呼ばれるファームのひとつだ。
    コンサル志望だったわけではなく、業界を選べなかったからという理由でBIG4その他コンサルティングファームを手あたり次第に受けた。
    業界ごとのチームもあるが、自分はサービス別チームに属しているので、PJごとに色んな業界を知れるのは、就活のときに思い描いたとおりだ。
    就活のときは、ただ就活を頑張った。コンサルになりたかったというよりは内定を得るために。


    「失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい」
    — 松下幸之助

    “I’d rather fear not being serious than fear making mistakes.”
    — Konosuke Matsushita


    松下幸之助 日々のことば

  • やること

    休みの日は去年から一人で住み始めた都内のマンションでとりあえず昼まで寝る。
    PJには地方からジョインしているメンバーもいて、彼らは平日は東京のホテル暮らし、週末だけ地方に帰って行く。それに比べれば、ずいぶん楽な生活とも、彼らの方が仕事とプライベートのメリハリが効いていたりするのかなとも思う。


    「何もすることがない」
    — サミュエル・ベケット『ゴトーを待ちながら』

    “Nothing to be done.”
    — Samuel Beckett ,Waiting for Godot(translated by the author)


    ゴドーを待ちながら 

  • 安心したい

    新卒でこのファームに入って5年目になる。
    手当たり次第に応募した結果、採用された。志望動機も当たり障りないことを書いたことしか覚えていない。
    入社してからは日々のinputに必死で、この選択が良かったか悪かったかもまだ確信がない。


    「やってることは、常に不安だらけ。
    どういうことかって言えば、安心したいがために、行動する」
    — 矢沢永吉

    “What I do is always full of uncertainty.
    In other words, I take action because I want to feel at ease.”
    — Eikichi Yazawa (translated by the author)