今週も先輩の新居にお邪魔した。
先週、引っ越しを手伝った際に、「いつでも遊びに来て」と言われたので。
自分は社交辞令がわからないところがある。
キャリアに関して少し相談した。
士業である先輩といちコンサルである自分では異なる部分もあるが、聞いてもらえる人がいるのはいいなと思った。
“尊敬して居ればこそ、安心して甘えるのだ“
— 太宰 治
” If you respect them, you can rely on them without fear.”
— Osamu Dazai
▶ 女の決闘
条件メールに引っかかっただけかと思っていたスカウトは、思ったより熱意のあるものだった。カジュアル面談でもいいから話をさせて欲しいと。黄色のファームの採用責任者からメッセージが来ていた。
でも、こういうのも肩書レンタルみたいなもので、実際にメールを送って来ているのは、事務員か派遣のことが多い。
受ける気はないにしても、「あなたとこの仕事がしたい」と言われるのは、どん詰まりのPJにいるよりは気分が上がる。
「逃げれば一つ、進めば二つ手に入る」
— 機動戦士ガンダム 水星の魔女
” If you run away, you gain one. If you move forward, you gain two.”
— Mobile Suit Gundam: The Witch from Mercury
PJのゴールが曖昧になってから、待機が増え、忙しくなくなっている。
このタイミングで、異動や転職をしていったメンバーも何人かいる。
自分のところにも、何年か前に登録した転職サイトでスカウトがきていた。
このPJが終わって、他のPJにアサインされるのも、他のファームに入り直すのもやることとしてはほぼ同じだ。自分ができることを増やさなければ、所属が変わったところで何も変わらない。
「変化はコントロールできない。できることは、その先頭にたつことだけである」
— P.F.ドラッカー
” Change cannot be controlled. The only thing we can do is to stand at the forefront of it. “
— P.F. Drucker
ステコミは荒れすらせず、冷めきったものだった。
経営企画・田嶋さんの「貴社はシステム導入の意思決定後に支援に動くということか?」の確認に、Pは「そうだ」と答えた。リソースを減らした今、契約当初想定していた支援のすべてはできないということ、それと貴社にとって優先順位が高いのはシステム導入だからという理由を述べていた。
顧客側に賛同している人はいなかった。こちらのDはまた欠席していた。
「意思決定とは行動を約束することである。起こるべきことが起こらなければ、意思決定を行ったことにはならない」
— P.F.ドラッカー
” Decision making is a commitment to action. Unless what is supposed to happen actually happens, no decision has been made. “
— P.F. Drucker
ステコミのために各チームで資料を準備するということはしなくてよくなった。
橋本さんチームのシステム導入進捗についてのみ報告するという。
まだ導入前のPoCすらできてないのに、それありきで進めていいのだろうか。
橋本さんも現状把握結果くらいしか出ないとPMOに報告していた。
顧客が聞きたい報告は、これではないだろう。メンバーのほとんどがわかっていることがPにはわからないのか、わかっていても耳を傾ける気がないのか。
「アイデアに価値はない。それを実行できて初めて価値になる」
— ラリー・ペイジ
” Ideas have no value. They only gain value when executed.”
— Larry Page
目標を立てたとしても、そのとおりにならないことも多いので、目標を立てること自体にそんなに意味はないのかもしれない。
でも、短期視点に集中するのは怖い。日々を楽しめと言われても楽しむことが怖い。楽しくなくてもいいから、将来的な保障が欲しい。
やりたいことに憧れるのは、それさえあればそれ以外を考えなくてもいいと思うから。ただ、それだけだ。
「頭のいい人がする一番愚かな質問は、『あなたは5年後、どんな地位についていたいですか?』というものだ」
— デイル ドーテン
” The most foolish question a smart person can ask is, ‘What position do you want to hold five years from now?”
— Dale Dauten
今日は大学時代の先輩の引っ越しを手伝いに行った。
先輩は会計士で別のファームに勤めている。20代だがもう家を購入したようだ。
子どもが小さいので、引っ越し作業も大変だと言っていた。
少し郊外にある先輩の家は、見た目はオフィスビルのようだった。家具を入れたらまた印象は変わったが。
家には住む人の特徴が出ると思う。特に門や外壁に。
“今日がメインディッシュで 終わりの日には甘酸っぱいデザートを食べるの。山も谷も全部フルコースで “
— Aimer♪カタオモイ♪
” Today is the main course, and on the final day, I’ll have a bittersweet dessert. Every peak and valley will be served as a full course.”
— Aimer, ♪Kataomoi♪
▶ アルバム「daydream」
来週はまたステコミだ。今回は前向きな内容になればいいけど。
PMOからもPからもまだ何の連絡も指示もきていない。ということは、PJリソースを減らすということに合意した以上の進捗はないということ。それかまた直前になって、色々な確認や指示が飛んでくるということだ。
斎藤さん達は変わりなく、むしろのんびりとしている。
「この恐怖が俺をここまで連れてきたんだ」
— アイゼン
” It’s my fear that brought me this far.“
— Aizen
川上さんは基本的にベクトルが自分に向いている。炎上PJだろうが、Dがどうであろうが、自分が何を得られるかを軸にしている。
そこには長期的キャリア志向があり、望む生き方という目的がある。
だから、今いる場所にあまり執着していない(ように見える)。
”コンサルは自分しか売るものがない。”川上さんはそれを体現している。
「正確には「何をしたらよいか?」ではなく、自分を使って「何をしたいか?」である」
— P.F.ドラッカー
” The real question is not ‘What should I do?’ but rather ‘What do I want to do with myself? “
— P.F. Drucker